

写真展「Beyond The Border」のお知らせ
東京・中野のギャラリー冬青にて船尾修写真展「Beyond The Border」を開催することになりました。 私は20代から30代にかけて、アジア・アフリカ・ヨーロッパを放浪旅行していた時期が長くありまして、そのころは何かテーマを追いかけて取材・撮影していたわけではなく、旅のお供としてカメラをぶら下げ、自分の心の琴線に触れたものに対してシャッターを切っていました。 当時の愛機はニコンF3。モノクロフィルムを詰めていたことが多かったかな。このころ撮影したネガはおそらく数万カットあると思いますが、旅の途上で好き勝手にシャッターを押していたものばかりだからなんら統一性がなく、ストーリー性もありません。ですから雑誌等でもほとんど発表することなく、長く書斎に埋もれていました。 今回、思いがけずギャラリー冬青さんから声をかけていただき、写真展をすることになったのですが、どうせなら未発表のものをこの際に思い切ってセレクトして展示してみたいと思いつき、実に久しぶりにベタ焼きを引っ張り出して1カットずつ見直してみました。 あのころはこんなところを旅していたんだな、